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漫画でわかるこどもワクチンの基礎知識
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コンプリートしなきゃ意味がない

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四種混合ワクチンはどんな病気に対応?

四種混合は、ジフテリア、破傷風、百日せき、ポリオに対するワクチンです。

それぞれの病気について簡単に紹介します。

ジフテリア

ジフテリア菌は咳で感染します。ジフテリア菌という毒素が気道の分泌物にうつり、喉の奥に厚い膜ができてしまう重い病気です。
主に喉のあたりが腫れますが、鼻、眼、中耳、陰部、皮膚なども冒されることがあります。
空気の通りがつまることで神経まひが起こったり、心臓の働きが落ちたりして死亡するケースも報告されています。

破傷風

破傷風菌は傷口から人の体内に入ります。
体内が冒されると体全体が痛み、こわばり、口を動かせなくなります。
最悪死亡するケースもあります。
国内では高齢者を中心に毎年100人前後、破傷風を発症しています。
ワクチン接種でしか免疫ができない病気です。

百日せき

ジフテリア菌と同じく、咳で感染します。
潜伏期間は5〜21日で、症状は突然激しく咳こみ、ヒューヒューと笛を吹くような咳の音になっていきます。
生後3か月未満の赤ちゃんだと息ができなくなり、重症化すれば死亡することもあります。
百日せきの場合、ワクチンで免疫ができますが、時間が経つと効き目が減っていきます。

ポリオ

感染者の糞便に含まれるポリオウイルスで感染します。
感染してもすぐ症状が出るものではなく、感染後3〜21日と時間がかかります。
また、目立った症状はないのですが、まれに四肢の麻痺や呼吸がしにくい状態になり、一生障害が残る可能性があります。
特別な治療法はなく、ワクチン接種によって予防ができる病気です。

国内でポリオウイルスが流行することはなくなりましたが、世界の一部の国ではまだ新しい患者が発生しています。
その地域から国内にポリオワクチンが持ち込まれる可能性があるため、ワクチン接種で免疫を維持しておくことが必要です。

四種混合ワクチンは全回数打たないと効果なし!

四種混合ワクチンは、生後3か月から1年かけて4回接種します。
注意しないといけないのは、3回目から1年後に4回目を接種するため、「あと1回」を忘れがちです。

定められた予防接種の必要回数を途中でやめてしまうと、これら四種の病気になる可能性があります。
「四種混合は4回、最後は1年後」ということを忘れないようにしましょう。

ポイント

四種混合ワクチンはジフテリア、
破傷風、百日せき、ポリオ

ジフテリアと百日せきは咳、
破傷風は傷口、ポリオは便で感染

四種混合はオール4回
打たないと効果がない!

3回目の接種から1年後に
4回目を打つことを忘れずに

(参照リンク)日本小児科学会「知っておきたいわくちん情報」

No.14 四種混合ワクチン