漫画:こどもワクチン勉強会
漫画でわかるこどもワクチンの基礎知識
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守りたいのは誰?

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肺炎球菌は何気に感染し、重症化しやすい

乳幼児が感染しやすい肺炎球菌は健康な子供の10人に2、3人の割合で鼻や喉の中に持っている菌です。
発熱や機嫌が悪いなど、風邪の症状と区別するのが難しいものですが、重症化すると死亡することもあります。

肺炎球菌感染症は見つけにくい!

肺炎球菌感染症の診断は、最近の培養検査が必要です。
肺炎球菌は血清型が90以上もあり、肺や関節、骨以外に血液や髄液内などで細菌が見つかることもあります。
重病になるものや、抗菌薬の効果が得られにくい型など、かかると厄介な病気です。

肺炎球菌の罠は日常に潜んでいる

肺炎球菌は咳やくしゃみで飛び散ります。
そして皮膚やおもちゃなどについた病原体に触れて吸い込むことで感染していきます。
乳幼児ならばおもちゃを舐める、触ることなどから感染していく恐れがあります。

予防接種で肺炎球菌の感染から身を守れるのは13種類まで

現在日本で使用されている肺炎球菌のワクチンは血清型の肺炎球菌13種類の予防に効果があります。
ですが実際の肺炎球菌の型は90以上もあることから、ワクチンでカバーされていない血清型の感染症は増えているため、今後の課題になっています。
乳幼児に使用されるのは「肺炎球菌結合型ワクチン」で、定期接種のものです。全
く予防接種をしないよりは、した方が感染の確率は下がります。

暴走車を例に喩えてみましょう。

ある街の道路で90台の暴走車が走り回っているとしましょう。警察がパトカーで追いかけますが、警官やパトカーの数も出動範囲も警察署の予算上限りがあります。
その中で効率よく捕まえるにはどうすれば良いでしょうか。

その暴走車でも警察に顔が割れているリーダー格で、頻繁に暴走し、周りに影響を与える確率が高い悪質ドライバーの13台を特定し、集中的に潰せば街の人たちへの被害も割合的に減らすことが出来ます。

でも警察が取り締まりをしなければ、暴走は続いて事故や周りの人に被害が起こる可能性が高まるわけです。

肺炎球菌の予防接種も同じで、情報が知られているウイルス(暴走車)を大きな態度で暴走させないための手段なのです。

肺炎球菌結合型ワクチンの副反応が気になる!

肺炎球菌結合型ワクチンは安全なもので、世界の多くの子どもたちに接種されています。
副反応で多く見られるのは、注射した部分が赤くなったり腫れたりすることです。
ただこうした部分的なものは軽度で、自然に回復していきます。

全身に起こりうる副反応は、発熱、不機嫌になる、うとうとする程度です。

ポイント

肺炎球菌は子供10人のうち
2、3人の鼻や喉に存在

肺炎球菌の種類を特定するには
込み入った検査が必要

感染者の咳やくしゃみ、ヨダレが
付着すると簡単に感染する

90種類もある肺炎球菌のうち
予防接種で13種類を抑える

(参照リンク)日本小児科学会「知っておきたいわくちん情報」

No.11 肺炎球菌結合型ワクチン

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