インフルエンザ菌b型は、Haemophilus influenza typebと言い、その頭文字をとってHib(ヒブ)と日本では呼ばれています。
「インフルエンザ菌」は細菌で、インフルエンザウイルスとは全くの別物で症状も異なります。
インフルエンザウイルスは後から発見されたウイルスです。
インフルエンザウイルスの場合は急激に高熱や関節の痛みや倦怠感が出て、鼻水や喉の痛みや咳が現れます。
また腹痛、嘔吐、下痢といった症状も出てきますが、インフルエンザ菌b型は実は咽頭や鼻腔に常駐している菌です。
でも時に呼吸器系に感染症を引き起こします。
インフルエンザ菌が血液中に入ると敗血症や髄膜炎、結膜炎、関節炎などを引き起こす場合もあります。
そのうちのインフルエンザ菌b型は乳幼児だと細菌性髄膜炎、4〜5歳では急性喉頭蓋炎の頻度が高くなります。
突然呼吸困難が現れ、緊急の気管内送管が必要になるほどの怖い感染症なのです。
乳幼児の時期にインフルエンザ菌b型(ヒブ)が元で細菌性髄膜炎を起こし、意識低下するまで重症化した場合、難聴や四肢の麻痺などの後遺症が残ることがあります。
急性喉頭蓋炎の場合は炎症が進むと、急に喉の空気の通り道がふさがれ、死亡することも。
そのほかも身体にダメージを負わせるほどの炎症が起こることもありますので、注意が必要です。
「インフルエンザ菌b型」では一般の「インフルエンザ」と名前が似ているので、間違えそうですね。
「ヒブワクチン」とお医者様に伝え、予防接種を受けることをおすすめします。
なお、ヒブワクチンは1歳になるまでに3回、1歳になった頃に1回受ける必要があります。
インフルエンザ菌b型は
インフルエンザとは別物
インフルエンザ菌b型の
別名はヒブ
ヒブワクチンは
4回接種が必要