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漫画でわかるこどもワクチンの基礎知識
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海外旅行へ行く前に

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海外に行く時に必要な予防接種とは

海外渡航が決まったら、お子さんの年齢で接種しておくべきワクチンを全て終えているかを確認しましょう。
渡航先の国、特に熱帯地域や衛生環境がよくない途上国では、日本で流行していない感染症があります。
それを予防するために海外へ出かける前に接種しておくことが望ましいとされています。

感染症になった時、海外の病院だと大変な負担に!

海外では日本と違い、国民保険制度はなく、医療機関を受診する時には多額の費用がかかります。
また、言語や文化、習慣が異なる外国で受診することはトラブルが多く、精神的にも負担になります。
出発前には国内で予防接種を受けておくようにしましょう。

観光旅行で1週間、海外に行く時もワクチンは必要?

海外での食事や飲料水を摂ったり、人混みにでかけたりしますよね。
ですから、たとえ短期間でも感染症にかかる可能性はゼロではありません。

長期滞在で親に同行するお子さんは特に注意

赴任先が海外で、それに同行するお子さんがいる場合、親御さんは滞在先のワクチン接種情報を得ておく必要があります。
特に欧米の学校は接種しておくべきワクチンを済ませていないと、入学許可が下りないことがあります。
また持病などの理由でワクチン接種ができない場合は理由を書いた書類が必要になります。

短期・長期にかかわらず受けておくべきワクチンと渡航先

  • 黄熱病:中央アフリカ、中南米
  • 麻しん・風しん:アジア全域、中近東、太平洋地域、オセアニア、アフリカ、ヨーロッパ、ロシア、北米、中南米
  • A型肝炎:アジア全域、中近東、太平洋地域、アフリカ、中南米

出典:「海外渡航で検討する予防接種の種類の目安」
(厚生労働省検疫所FORTH)
https://www.forth.go.jp/useful/vaccination.html
(平成28年9月更新時のデータ)

長期滞在ならば受けておくべきワクチンと渡航先

  • ポリオ:南アジア、中近東、アフリカ、東ヨーロッパ
  • 日本脳炎:アジア全域
  • A型肝炎:東ヨーロッパ、南ヨーロッパ、ロシア
  • B型肝炎:アジア全域、中近東、太平洋地域、アフリカ、東ヨーロッパ、南ヨーロッパ、ロシア、中南米
  • 狂犬病:アジア全域、中近東、太平洋地域、アフリカ、ヨーロッパ、ロシア、北米、中南米
  • 破傷風:アジア全域、中近東、太平洋地域、オセアニア、アフリカ、ヨーロッパ、ロシア、北米、中南米

出典:「海外渡航で検討する予防接種の種類の目安」
(厚生労働省検疫所FORTH)
https://www.forth.go.jp/useful/vaccination.html
(平成28年9月更新時のデータ)

ポイント

海外渡航前に、必要な
予防接種を受けたかを確認

海外で感染症にかかると
費用負担が重い

短期間の旅行でも訪問先に
よっては予防接種が必要

長期滞在や留学の条件には
予防接種が含まれるケースも

(参照リンク)日本小児科学会「知っておきたいわくちん情報」

No.09 海外に行く時に必要なワクチン