小学校への入学。これから長い集団活動の生活が本格的に始まります。
入学準備の時に、今一度これまでに受けたワクチンの種類と回数を確認しておきましょう。
特に麻しん・風しん混合ワクチン(MRワクチン)とおたふくかぜワクチンは2回打つ必要があります。
1回の接種では不十分なことがありますが、2回接種しておけばほとんどの人がこれらの病気にかからなくなります。
またかかったとしても軽い症状ですむことが分かっています。
日本小児科学会が発行している「知っておきたいわくちん情報」には、小学校入学前までに接種忘れがないよう簡単でわかりやすい一覧表が掲載されていますので、こちらでもチェックをしておきましょう。
また同会発行の「キャッチアップスケジュール」には遅れてしまった場合の予防接種を受ける推奨時期の一覧表もダウンロードできますので、確認しておくと良いでしょう。
小学校に上がるということは、社会に出るための見習い修行が始まるのようなものです。
社交性や基礎体力、学習能力を高めるために学びに行きます。
そこで多くの大人や子供と接する機会が格段に増えることで人を介したウイルスに感染する可能性もはらんでいます。
親が四六時中子どもを守ることはできませんし、ウイルスという目に見えないものは、いつどこで感染するかはわかりません。
でも接種したワクチンが体内に入ることで手助けしてくれます。
「強い味方を体に迎え入れよう」と、我が子に伝えてみてはいかがでしょう。
集団生活に必要な予防接種を
受けてきたかを確認
接種忘れや遅れがないかを
キャッチアップスケジュールで確認
水ぼうそうやおたふくかぜ、
麻しん・風疹混合の2回目は入学前に