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漫画でわかるこどもワクチンの基礎知識
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親の無理解が子どもを苦しめる

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副作用と副反応の違い

副作用は良く耳にしますが、副反応はあまり馴染みがないかも知れません。

「副作用」は、病気の治療に使う薬で、体質が合わなかった時に出たものを指します。

「副反応」は、ワクチンの接種により軽い発熱や注射部位の腫れ、重い場合は脳炎などが発生したものをいいます。

予防接種の副反応以外に起こりえること

予防接種をした後、食べ物が原因で嘔吐や、虫さされや別の病気が原因で熱が出たりすることもあります。
こうしたことは「有害事象(ゆうがいじしょう)」と呼ばれます。

「有害事象」は、例えるなら「体を鍛えるために公園でランニングをしたけど、風邪をひいた」といえばわかりやすいでしょうか。

風邪をひいた直接の原因は身体を冷やしたりしたことですが、ランニングをすれば毎回風邪をひくわけではありませんよね。

「有害事象」はワクチンの因果関係が明らかなもの、不明のもの、他の原因によるものを含んでいます。
厚生労働省では「副反応の疑い例」として、広く有害事象の報告を医療機関に求め、今までに報告されていない副反応を発見できるようにしています。

副反応で重症化したらどうなる?

重症化していると診断した医師には「副反応の疑い例の報告」を届け出るよう、予防接種の法律で定められています。
また万が一お子さんの死亡や、重い後遺症が残った場合、定期接種、任意接種のいずれも救済制度があります。

一般的には入院するほどの健康被害が現われた時、家族の方からの申し出が必要になります。その際に医療費、死亡一時金などが支払われます。
もし当てはまることがある場合はお住まいの自治体の予防接種担当係にご相談ください。

ポイント

副作用は治療薬、副反応は予防接種で
体質が合わない時に出る反応

副反応が疑わしい体調変化のことは
有害事象という

重症化した場合、医師は
厚生労働省に報告する義務がある

重症化した場合は定期接種・
任意接種ともに救済制度がある

(参照リンク)日本小児科学会「知っておきたいわくちん情報」

No.04 予防接種の副反応と有害事象